2013年10月2日水曜日

2013.10.02 成毛 眞 『40歳を過ぎたら,三日坊主でいい。』

書名 40歳を過ぎたら,三日坊主でいい。
著者 成毛 眞
発行所 PHP
発行年月日 2013.06.28
価格(税別) 1,300円

● 副題は「新・ミドルエイジ論」。ぼくにとって非常に都合のいい文章が頻出する。好きだね,こういうの。
 まず,仕事なんてテキトーでいいんだよ,っていうところ。
 そもそも資本主義社会においては,資本家になるのが最終目的であり,社内で出世してもあまり意味がない。そもそも,サラリーマンはすべて“負け組”なのだ。 出世争いなど,会社に飼われている人たちのやることなのだから,自分はそれに巻き込まれず,マイペースで過ごすのがいちばんである。(p21)
● 新人指導なんかも完璧にやろうとするなよ,と。
 コピー取りやお茶汲みすらまともにできない新入社員に対して,「仕事の全体像を語れば,自分の仕事の重要性を理解できる」という人もいるが,それに何の意味があるのだろうか。コピー取りもお茶汲みも,給料をもらってやる仕事の一つであり,その意識が欠如している新入社員に教える時間のほうがもったいない。そういう新入社員はそこにいっても通用しないだろうし,ゆくゆく困るのは本人なのだから,放っておけばいいのだ。(p28)
● ここから一転,SNSの話になるんだけど,これは(仕事が)できる人ほど積極的に利用してますよ,あなたもできる人になって積極的に利用しましょうよ,というふうにも読める。
 ツイッターやフェイスブックをやるようになってつくづく,世の中のオジサンたちの発信する情報はつまらないな,と思うようになった。 「今日はこの店に行って,これを食べた」「家族と,どこそこに出かけた」と,まるで日記なのだ。他人の日記ほど,読んでいて退屈なものはない。そういう投稿を,親しい人同士で「いいね!」とほめ合うことに,何の意味があるのだろうか。(p43)
 私の同世代の知人にもSNSをやっている人は多いが,年収に比例して,やっている人が増える点が興味深い。企業の経営者や医者,海外に赴任している人は,ほぼ一〇〇%SNSをやっているし,そうでない人はSNSをやっていない。 それこそ,好奇心に関係するのだろう。何かの分野で成功し続けている人は,やはり生活意欲が高く,好奇心が強い。だからSNSをやっているのだ,ともいえそうだ。(p46)
 ちなみに,ぼくはSNSをやっていない組に属する。

● 次は,歳をとっても若さを保つ方法について。
 私は自分が最年長か,最年少の組織にしか属したことがない。 そのギャップが楽しいのであり,同世代とばかりつき合っていたら,感性が鈍くなっていただろう。(p56)
● 著者は「HONZ」という書評サイトを運営している。
 私も,本を紹介するブログを始めた最初の半年間は,一冊の記事を十人しかみていないという日はざらにあった。それでも続けるうちに,二年ぐらい経つと一日に数千人の人に読まれるようになった。 (中略) ネットでの成功は,長く続けるに限る。(p97)
● 趣味の大切さについて。
 趣味は,人生であと回しにすべきものではない。最優先させるべき重要課題なのだ。(p106)
● 最後に本書の総まとめ。
 多くのミドルエイジは,いままで本業第一で生きてきたはずだ。 仕事で成功することが,自分の人生の最大級の幸せだと信じてきただろう。 しかし,それは世の中が勝手につくり上げた幻想だ。 ほんとうは,ほかの人とは違う人生を選べた時点で,自分の人生における勝者になっている。お金の多寡など,たいした問題ではないのだ。(p197)

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