2013年9月26日木曜日

2013.09.26 岩崎かおる 『頭のいい人がしている アイディア実行手帳術』

書名 頭のいい人がしている アイディア実行手帳術
著者 岩崎かおる
発行所 ぱる出版
発行年月日 2010.10.26
価格(税別) 1,400円

● 手帳術というタイトルだけれども,本書が提言するところは,スケジュール管理はケータイ(スマホ)で行い,メモは手書きでというもの。手帳はいらないよ,と。
 したがって,持ち物はケータイ(スマホ)とメモ帳にしなさいってこと。

● これ,理に適っているかもしれない。メモだけはデジタルにできない。これはどうあっても紙に手書きでなければならない。
 のだが,スケジュールはGoogleカレンダーに移した方が世話なしかも。パソコンで入れて,見るのはパソコンでもスマホでも。
 これなら,著者のいうとおり,手帳が汚くなることもないしね。

● だが,しかし。理に適っているかもしれないけれども,ぼくがその方式を採用することはない。
 理由はしごく単純で,手帳の役割はスケジュール管理だけではないからだ。っていうか,ぼくの場合は,スケジュール管理なんて手帳の主たる役割になっていない。そんなに予定なんてないから。管理しなければならないほどのスケジュールは抱えていないから。

● では手帳で何をしているのか。流行の言葉でいえばライフログを残すということ。ま,ログというと大げさに過ぎる。生活のどうでもいいような部分を切り取っておくことだ。
 たとえば,会社の女子社員にお菓子をもらう。その包装紙を手帳に貼っておく。面白かったテレビ番組を記録しておく。どうやって記録するかというと,新聞のテレビ欄から該当箇所を切って手帳に貼る。こうしたことはデジタルではできない。

● ぼくは手帳とメモ帳の2冊持ち。つい最近までは手帳のみだった。これには理由があって,2月まで日記を書いていた。パソコンで。3月からそれをやめてみた。読み返すことがほとんどないのでね。
 その代わりにメモ帳を持ち歩いて,チョコチョコと書きこむことにした。ちなみに,そのメモ帳はダイソーで買ったA6版の百円ノート。筆記具はタダでもらったボールペン。街で何かの販促に配っていたもの。

● メモを上手に取るコツは,とにかくたくさん書くこと。選別しないで書く。片面のみ使用だの,あとで書き加えることを考えてページの右半分は空けておくだの,つまらないことは考えない。
 ガシガシ書けばいい。で,そうするためには,本書でも述べられていることだけれども,安いノートがいい。惜しみなくかつラフに扱える。

● それとペンホルダーは必須でしょうね。この点でも,ダイソーで現在販売中の「ペン差しカバー付A6ノート」は相当以上の優れものだと思う。
 すでに生産中止になってしまったけれど,ダイスキンを使うのであれば,やはりダイソーで売っている「クリップペンホルダー」を買って取り付けることを推奨。ボールペンはノック式に限ることは言うまでもない。

● ノートに手書きでメモするようにしたら,読み返す機会が結果的に増えた。実際のところ,読み返すほどの価値あるメモなどほとんどないんだけどさ。
 あと,備忘的なメモは用済みになったら,バーッと斜線を引いておく。この備忘的メモは別にメモ用紙を用意して,そちらに書いておこうなどとも考えない方がいいと思う。1冊に集約。それで何の問題もない。
 手帳とノートの役割分担は最初から問題なかった。長年の間に手帳に何を残すかは定まっているので,それ以外をノートに回せばいいだけだったから。

● 時間の使い方を説いた本の多くは,頭が冴えている午前中に重要な仕事をやるのがいいと説いている。あるいは,80:20の法則を持ちだして,2割の重要なことを終えれば全体の8割を終えたことになる,などという。
 けれども,本書の著者は「簡単な用件を先にツブしていくのです。時間がかかりそうな作業やじっくりと考えをまとめなければならないことは午後にまわして,簡単で単純なことをはじめに終わらせてしまいます。(中略)まずは簡単な用件を先にこなして,TODOリストを一気に減らす。リストをツブしていく快感を信じましょう」(p70)と提言する。
 著者の説が的を得ていると思う。自分の体感に合致する。
 ひょっとすると,ビジネス書の多くはけっこういい加減。実際に働いたことのない人が,頭のなかで捏ねくりまして書いているのかと思ってしまいますな。

● 転載を2つ。
 実務は,目の前にある「次にやること」をしっかり処理していくだけです。(p147)
 そうなんだよね。ここまでピシッと言ってもらえると,ストンと腑に落ちますね。この人,プロなんだなって思う。
 ことの成否は周りの人や仲間,ひいては世間に甘えられるかどうかにかかっています。甘えていいんです。もっと気楽に考えていけばいいんです。(p195)
 これもそうなんでしょうね。ここは女性にアドバンテージがあるんでしょうね。甘えるという才能がない人って,男のなかには相当いるもんな。わかっていても甘えられない,っていう。
 ここは,たぶん,教育とか文化背景とかでは説明しきれないところがあって,男性はもともと甘え下手に作られているんだろうねぇ。最後にどうにもならなくなって,周囲にとんでもない迷惑をかけてしまう。そうなるまで甘えられない。
 逆に,それができる男は,けっこうモテるんじゃないだろうか。うん? となると,いずれはすべての男性が甘え上手になるか。じつは,甘え下手には作られていなかった,ってのが判明することになるのかなぁ。

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