2013年9月16日月曜日

2013.09.16 疋田 智 『日本史の旅は,自転車に限る!』

書名 日本史の旅は,自転車に限る!
著者 疋田 智
発行所 枻出版社
発行年月日 2004.11.30
価格(税別) 1,400円

● 自転車は高校以来,あまり縁のない存在だった。それがどういう風の吹き回しか,忽然と,通勤に車ではなく自転車を使ってみようと思いたち,片道29キロを自転車で通うようになった。3年前の6月のこと。
 もちろん毎日ではない。そんなことをしたら死んでしまう。週に2回程度。通勤に乗るようになると,休日にも乗るようになる。いろいろと苦労はあったんだけども,なかなかいい感じに生活が転んでくれた気がしてた。
 のだが,昨年4月に転勤になり,電車通勤になった。通勤で自転車を使わなくなると,すべてが逆回転。バッタリ乗らないようになって,現在に至る。

● 著者は,その自転車ツーキニストの元祖。何冊かの著書を面白く読んだし,Webにも多くの文章を載せているので,それも読むようになった。独自の文体を確立しておりますな。
 本業はTBSのプロデューサー。自転車本がヒットして,そちらの仕事も増え, いうところの二足のわらじを履いてることになるんだけども,どちらかひとつでも大変だろうに,この人,相当に忙しいのではあるまいか。しかし,現在に至るも勢いは衰えを見せない。

● 自転車から離れると,その疋田さんの本も読まないようになった。本書は久しぶりの疋田本ってことになる。
 読んでみれば,やはり面白い。

● 「はじめに」で次のように書いている。
 実は前々から,私は「歴史探訪」と「自転車」は相性がいいと思っていた。自転車のよさというのは,適当なスピードで,等身大の距離を行けるところにある。(中略) 自分の力で進んでいくという感覚もいいし,その地の風の匂いや気温などを感じていると,そこに流れる地元の「気分」のようなものが,より多く見えてくる。本来見えなかったものまでも,ひょっとしたら見えてくるのではないかとも思った。
 たぶん日本の歴史ってヤツは,自転車と同じぐらいのスピードで進んでいる,なんて思ったりもした。よくは分からないが,牛車より速く早馬より遅い。それぐらいが日本史の進むスピードなのではないか。ホントに。
● 自分も同じことをしたくなるわけだけど,まずは自転車に復帰しないとねぇ。すっかり億劫になっているのが情けないんだけど。

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