2013年8月2日金曜日

2013.08.02 松浦弥太郎 『いつもの毎日。 衣食住と仕事 』

書名 いつもの毎日。 衣食住と仕事
著者 松浦弥太郎
発行所 集英社文庫
発行年月日 文庫版:2013.02.25
          元版(単行本):2010.07
価格(税別) 440円

● オーソドックスで上質なものを,手入れしながら長く使う。本書で説かれている生活の心得を,ひと言で要約するとこうなる。
 これ,単純なんだけど,そうは簡単に真似できないと思う。なぜというに,このスタイルの前提を支える美学を,ぼくをはじめとして多くの人が持っていないだろうから。
 単純だから細部にこだわらないというのではない。逆だ。著者のこだわりについて行ける人は,そんなにいないはずだ。
 ガサツや妥協をどこまで遠ざけることができるか。日々使う何気ない品々にどこまで神経を配れるか。それがつまり,美学になるのだろう。

● ちなみにわが家の場合は,ぼくの服もネクタイも靴もベルトも,奥さんが選んでくれる。彼女のセンスを全面的に信用しているわけではないけれども,ぼくのセンスよりは信用できると思っている。
 たぶん,努力すれば彼女から決定権を取り戻すことはできると踏んでいるんだけど,それはしなくてもよかろうなと妥協しちゃってる。

● ただし,鞄だけはダメだね。女性に選ばせちゃいけない。どうもブランドの小ぶりなもの,華奢なものを選ぶ傾向がある。彼女に限ったことで,女性一般がそうだというわけではないんだろうけど,鞄だけは自分で決めている。
 といっても,けっこうモノを入れて通勤するんで(これ自体,あまり格好いいことじゃないんだけど),まず丈夫であること。次に,取り回しが楽であること。色は黒。このくらいしか考えていない。
 それを満たすものは,たとえばユニクロにもある。ファストバッグ?でぜんぜんかまわないと思っている。生活作法を芸術の域に高めたいといった野望とは無縁だ。

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