2013年7月23日火曜日

2013.07.23 大森ひとみ 『ビジネスファッションルール 武器としての服装術』

書名 ビジネスファッションルール 武器としての服装術
著者 大森ひとみ
発行所 ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行年月日 2013.05.15
価格(税別) 1,500円

● 「なぜ,日本の働く女性の多くは,ビジネスシーンで素敵に輝いて見えないのか? プライベートシーンでは,みんな,ほんとうに素敵なのに・・・・・・」(p2)ということから,本書はビジネスウーマンに向けて仕事着についてレクチャーする。

● この論点については,本書にも登場するけれども,はるか昔に刊行されたジョン・T・モロイの2冊(『Dress for Success』と『New The Women's Dress for Success』)がいうなら決定版で,この分野ではそれ以後,特段の訂正を要するような状況の変化はないんじゃないかと思う。
 どちらも(完全版ではないかもしれないけど)邦訳が出ている。『ビジネスマン成功のための服装学』(ジャテック出版)と『キャリアウーマンの服装学』(三笠書房)。さすがに現在では入手困難になっているかもしれないけど。

● この2冊はぼくも読んでいる。で,それが活きたかといえば,全然。公私ともに服装なんかどうでもいいという方に行っちゃった。楽に流れたということですね。
 ファッションルール以前に,お洒落の要諦はやせ我慢にある。そのやせ我慢ができるかどうか。やせ我慢に伴う面倒くささにつきあえるかどうか。
 たいていの男はできないんだと思うんですけど,そうでもないのかなぁ。

● クールビズやスーパークールビズを実施する企業も増えてきていると思うんだけど,本書によればそれを認めないところもあるらしい。でもね,日本の夏はひょっとすると,同時期の香港やシンガポール以上に過酷な環境かもしれない。
 今や,日本は温帯ではなくて,北海道を除いて亜熱帯に属する国になった。暑いだけならまだしも,湿度が追い打ちをかけてくる。
 これでネクタイやジャケットを着用するなんて,馬鹿げているにも程がある。焼けた鉄板のうえで踊っている猫さながらだ。

● そうまでして維持しなければならない仕事の作法が,この日本にあるのか。あると思っているのは幻想じゃないのか。
 「成功のための服装学」といったって,服装に対する見方をみんなで少し変えれば,別の「学」の体系が成立するだろう。

● 本書は女性向けの指南書だ。なぜそんなものを読んでいるかというと,なんでかなぁ,話題作りということにしておきましょうか。
 かといって,この本に出てくるトピックをそのまま女性にぶつけたんでは,嫌みったらしいバカ男になってしまうかもしれない。っていうか,なるでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿