2013年7月14日日曜日

2013.07.14 長尾藤三 『70歳のロードバイク』

書名 70歳のロードバイク
著者 長尾藤三
発行所 五月書房
発行年月日 2011.11.18
価格(税別) 1,500円

● 中学校の自転車通学以来,まずもって自転車とは無縁だった。大学のときに,安いミニサイクル(当時の言葉)を買ってやはり通学に使ってたんだけど,ほどなく盗難に遇って,以来,自転車に乗ることはないまま,幾星霜を過ごしてきた。
 なんだけど,2010年の6月に忽然と自転車通勤を始めた。片道29キロだからけっこうな距離で,初日の帰りは泣きたくなるような目にあった。尻と腰の痛さがハンパじゃないんですよ。3時間以上かけてわが陋屋にたどり着いたときには,もうやめようと思ったんだけど,サドルを交換したりして,どうにかこうにか続いた。
 もちろん,毎日じゃない。そんなことをしたら死んでしまう。週に二度も自転車通勤ができれば上々といったところで,平均するともっと少なかったと思う。

● なぜ,自転車通勤なんてことをする気になったのか。今となっては記憶おぼろなんだけど,たぶん,メタボ対策だったろう。煙草をやめたらてきめんに太る。いろいろやったけれども,体重は減らない。
 で,最期の手段として自転車通勤を試みたのだった(と思う)。それだけではないかもしれないけど,おおよその理由はそれだ。

● が,昨年の4月からまったく乗らなくなった。自転車通勤が不向きなところに転勤になったためで,通勤で乗らなくなると,休日にも乗るのが億劫に感じられるようになってしまって。
 肥満はどうなったか,って。煙草を復活したら,これまたてきめんに効果があった。って,馬鹿を絵に描いたような話なんですけどね。

● そんなときに,たまたま書店でこの本が目に入ってきましたよ,と。何とか自転車に復帰したいなぁと思っていたわけですね。その契機にこの本がなってくれればいいな,と思って購入。

● 著者の本は,以前にも『快感自転車塾』『熱愛自転車塾』の2冊を読んだ。真面目というかお堅い印象があった
 本書は柔らかい。文体云々より,扱う対象の性質のゆえだろう。とても参考になった。自分も途中で死ななければ,いずれは70歳になる。そのときに自転車に乗る生活を継続できていたら,なかなかにいいものだよなぁ,と思わされた。
 っていうか,自転車に復帰できるのか,オレ。

● オビに「30万円で老後を晴々と過ごす法」というコピーが書かれている。自転車なら初期費用は必要だけれど,その後はまったくお金は要らないというわけだ。
 自動車だと買うときに従量税,買ったあとも毎年自動車税がかかる。車検も受けなきゃいけないし,保険にも入らなければならない。ガソリン代は常時必要だ。が,自転車だったら,税金も車検もガソリン代も一切なし。
 それはそうなんだけれども,問題は初期費用が一回に限ることはめったにないってことですよね。一台買えば,必ず次が欲しくなる。さらにその次も,またその次もあるものと思っていた方がいいだろう。30万円ではすまないだろうね。ひょっとすると一桁多く必要になるだろう。
 趣味とはそういうもので,これは仕方がない。それでも,骨董や盆栽に比べれば,とても安くつくことは間違いないと思うけどさ。

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