2013年7月8日月曜日

2013.07.08 番外:MONOQLOプレミアム

書名 MONOQLOプレミアム
編集人 本郷武敏
発行所 晋遊舎
発行年月日 2013.08.01
価格(税別) 1,314円

● 「上級会員のすべて」が副題。「デフレ時代には,安い物こそ正義であるという風潮にあり,最低限の機能やサービスがあれば,それ以上は無駄であるとされてきた。だが,その無駄こそが、サービスの真骨頂であり,豊かな生活の象徴である」というわけだ。
 節約に疲れてきたってことはあるかもしれないな。贅沢に飢えてきたってこともあるか。

● バブルで踊って,ああいう馬鹿な真似はもうけっこう,と思ったんじゃなかったか。結局,同じことを繰り返すのか。
 繰り返すだろうね。学習効果ってことが言われることがある。バブルを体験して学習したから,今度同じような経済状況になったとしても,学習効果を発揮して,踊るようなことはしないだろう,っていうような。
 が,この意味での学習効果ってのは,たぶん,ないんだと思う。人間はそこまで賢くは作られていない。同じような状況になれば,同じような反応を性懲りもなく続けるものでしょうよ。

● まずはカード。アメリカン・エキスプレス・プラチナカードとダイナーズクラブ・プレミアムカードのご紹介。そのうえにアメリカン・エキスプレス・センチュリオンカードってのがあるんですな。年会費36万円っていう。
 このカードを保有している人の談話(として紹介されているもの)。このカードを使う理由は「このブラックカードを持てると示すこと」だという。「会社経営者だからこそ必要だし持てるカードだと思うよ」「まあ希少性があって,みんなが欲しがるものには価値がありますよ。それは何だって同じですよね」,と。

● カード会社とすれば美味しい商品だよなぁ。プラスチックのカードに毎年36万円も払ってくれるんだから。もっとも,アメリカン・エキスプレスだからこそ,味わえる美味しさだろうけどさ。
 群盲評象の類だろうけど,馬鹿じゃねぇのとしか思えないねぇ。意味のないステータス(意味があるステータスって存在するのか)を欲しがる人ってそんなにたくさんいるのかねぇ。

● 航空会社のビジネスクラス,高級車,ホテルの上級会員用プログラムなどが取材されているんだけどねぇ。
 こういうのって,金持ちに見せたい貧乏人,金持ちになりたいと思っている貧乏人,貧乏が長かった成金,に宛てたものじゃないのかな。天然のお金持ちって,こういうのになびくかなぁ。
 ケチだからお金持ちになったわけであって,お金持ちになったからといってケチが治るわけじゃない。つまり,ぼくが思うには,お金持ちほど見栄にお金はかけないはずだ。

● 結論としては,あまり頭のよろしくない貧乏人(少々頭でっかちな貧乏人といっても同じことだが)をカモにして稼ぐビジネスモデルなんだろうな,と。せいぜい稼いでくださいよ,と。

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