2013年5月11日土曜日

2013.05.07 森 博嗣 『議論の余地しかない』


書名 議論の余地しかない
著者 森 博嗣
発行所 講談社文庫
発行年月日 2008.10.15(単行本:2002.12)
価格(税別) 571円

● 著者の作品から箴言を取りだして1冊に編んだもの。
 小説に人生についての学びの種を求めるのはよろしくないという意味のことを,著者自身がどこかで書いていたと思う。おそらく,本書は著者の発案ではなく,出版社サイドからの企画でしょうね。

● しかし,面白いことに変わりなし。最も印象に残ったフレーズは,「人は一瞬で死ぬわけではない。だんだん死んでいく。楽しく死ぬことが人生かもしれない」(p103)というもの。

● 解説は糸井重里さん。この解説はおいしい。糸井さんは,まず「消費の達人」として著者を観る。
 「消費というか,現代では金遣いとして表現されるものごとにも技術と思想があり,それはまた学ぶにむつかしい,運動神経とおなじような天賦の才みたいなものが要る」(p106)のだけれども,その「消費」の達人が森博嗣である,と。

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