2013年3月4日月曜日

2013.03.03 橘木俊詔 『学歴入門』


書名 学歴入門
著者 橘木俊詔
発行所 河出書房新社
発行年月日 2013.01.30
価格(税別) 1,200円

● 河出書房新社の「14歳の世渡り術」の1冊。学歴にまつわるアレコレや,欧米との比較論など。なるほどと肯かされるものもあれば,ちょっとどうなのよと思うところもある。

● 後者をひとつ引用。
 ほどほどの経済,つまり,低所得者同士が,べつに大学を出ていなくてもキチンと暮らしていく体制が整えられていれば,それはそれでいいとすることもできる。そこまで上を望まない生き方があってもいいのです。ただし,その人たちが貧困にあえぐような社会であってはならない。なんとか暮らしていけるレベルの所得を保障しなきゃいけない。 そのためには,社会保障制度を充実させる必要があります。(p165)
 これにはちょっと引っかかりを感じるんですよね。みんなが上を望んでいる中で,自分は「ほどほど」でいいというのはアリだと思うんだけど,そう思うのが大勢になった社会(あり得ない想定か)で,社会保障制度を充実させることができるんだろうかっていうね。
 医療の皆保険も最低生活水準の充実も,経済成長があったればこそ。エコノミック・アニマルとかつて呼ばれたサラリーマンがしゃにむに働いた結果でしょ。国が打ちでの小槌を持っているわけじゃないからね。

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