2013年1月29日火曜日

2013.01.27 フジ子・ヘミング 『我が心のパリ』


書名 我が心のパリ
著者 フジ子・ヘミング
    初沢克利 他(写真)
発行所 阪急コミュニケーションズ
発行年月日 2005.02.25
価格(税別) 1,800円

● 著者のパリ暮らしを紹介したもの。あるいは著者がパリの良さを語る。自分の来し方をふり返る。写真満載で楽しめる。
 若いときにこれを読めば,自分もパリに行きたくなったろうが,最近はどうもその反射が鈍くなっている。別に行ってみなくてもいいよなぁ,と考えてしまう。
 旅行ガイドを読んで行った気になる。グルメガイドを見て食べた気になる。これが嵩じると,ガイドブックを読む気がなくなるんだと思う。まだそこまでは行ってないから,多少の救いはある。

● いくつか転載。
 運命は皮肉だ。ストックホルムで貧困に負けそうになり,音楽を諦め、仕立て屋の「縫い子」になろうとしたが断られてしまった。あのとき断られていなかったら,今の私はなかっただろう。(p30)
 パリっ子は徹底した個人主義で,それは見事なほど他人を気にしたり干渉しないから,何かと堅苦しいドイツからパリへ来るとうれしかった。多分,パリっ子は空腹で私が倒れていても,顔色も変えずに跨いで行くんじゃないかと思うほど他人に無関心なの。でも,パリのそんなところが好き。(p114)
 幸せというのは,多くを持つことによって得られるものではない。今持っているもので,得られるものよ。(p125)

0 件のコメント:

コメントを投稿