2012年11月10日土曜日

2012.11.10 松浦弥太郎・若木信吾 『居ごこちのよい旅』


書名 居ごこちのよい旅
著者 松浦弥太郎
    若木信吾(写真)
発行所 筑摩書房
発行年月日 2011.03.10
価格(税別) 1,900円

● 今年の5月に読んでいる。ここのところ,ぼく的には松浦弥太郎ブームなので,ブームに乗って再読しておこうと思った。

● 別のエッセイ集に収められている文章もある。が,一冊の本として完結させるためには,再録もありでしょうね。再録するという編集者の判断は間違っていないと思う。
 そこに若木さんの写真が付くので,違った味わい方ができるしね。

● 個人的には台湾の紀行が一番魅力的だった。まだ台湾に行ったことがない。行ってみたくなった。LCCも就航しているんだろうからね。松浦さんが紹介しているカフェでコーヒーを飲んでみたい。
 だけどね,おそらく台湾の実際は,この本で紹介されているほどには魅力的じゃないんだと思うんですよね。松浦さんの筆にかかると実際以上に魅力的になる。っていうか,松浦さんの感性が切り取った台湾が魅力的なのであって,それと同じものをリアルの台湾から,ぼくの感性が引き出せるかどうかってことなんですよね。結果は言わずもがなですよね。
 でも行ってみたい,台湾。

● 「あとがき」からひとつだけ引用。
 ドアを一歩出れば旅である。そうおもうと,暮しというのは,旅によって出来ているなあ,とわかる。遠かろうと近かろうと,旅であるか否かには関係がない。歩いて,見て,聞き,感じ,出合い,観察するという意識を常に働かせること。それは普段,自分たちの日々の暮しそのものを,豊かにする工夫の基本でもある。
 こういう文章を読むと,吉行淳之介の「街角の煙草屋までの旅」を思いだす。昔に読んだ吉行作品を読み返してみようかなぁと思いました。 

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