2012年10月29日月曜日

2012.10.28 松浦弥太郎 『最低で最高の本屋』


書名 最低で最高の本屋
著者 松浦弥太郎
発行所 集英社文庫
発行年月日 文庫版:2009.10.25
         元版(単行本):2003.02
価格(税別) 533円

● 松浦さんは高校を中退してアメリカに渡っているんだけど,その辺の事情が詳しく書かれている。著者を知るためには必読といっていいでしょうね。

● 世の中にはいろんな人がいる。それを分類しようとすれば,無数のモノサシがあるだろう。いかようにでも分類できる。
 そのモノサシのひとつとして,生命力が旺盛な人とそうじゃない人って基準を作ることができると思う。もちろん,生命力が旺盛ではた迷惑な人はたくさんいる。生命力が旺盛ならばそれでいいということではないけれどね。
 で,ぼくは生命力が旺盛じゃない方に属すると思っている。一方で,朝から深夜まで仕事をしていたり,人づきあいに余念がなかったり,遊びまくっていたりする人たちがいる。生命力が旺盛な人ですね。
 中には人の何生分も活動してるんじゃないかと思える人だっている。ぼくとしては羨ましいを通り越して呆れるしかないんだけど。

● で,松浦さんも生命力が旺盛な人なんですね。高校生活に耐えがたい制約を感じる人は多いかもしれない。そのとき,不登校で引きこもってしまう人と,松浦さんのように外に飛びだす人がいる。
 それを分けるものって何だろうと考えたとき,生命力の多寡ってことを言ってみたくなった。おそらく,この問題を生命力で片づけてしまうのは思考停止だとも思うんだけどね。

● いくつか引用。
 インターネットでのオーダーは,本のタイトルをリストで見てするわけだから,自分の知識の範囲内のものしか探せない。でも,現地の本屋に行ってみると,僕が知らなかった本が,まだまだたくさんある。新しい見たことのない本は自分の足を運んでみないと見つけられません。(p71)
 八十点までできていれば,それ以上は望まない。それより八十点以下の部分を減らして平らにしようという考え方・・・・・・でも,それだと本当に魅力的なものはつくれない。心に残るようなものはつくれないと思うのです。(p117)
 どんなにこだわって大切にしていたものでも,お腹がすいたらゴミにしか見えない。生きていくには必要ないんだなと,そのとき思いました。食べられないものはダメだと。それで何かがふっ切れました。(p122)

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